Q8 人工妊娠手術は体によくないですか?
A8 人工妊娠手術はいろいろの理由により残念ながら今回の妊娠を希望しないことですが、誰もはじめから望んではいないと思います。ほとんどのお母さんが涙をのんでこの手術を受けるわけです。周知のごとく宗教によっては、また国によっては禁止しているところもあります。初期の妊娠中絶は妊娠12週未満です。これは妊娠が進むと手術はそれに比例して大きくなり出血も多くなります。母体の危険性も高いわけです。それまでは比較的楽に行え体の負担も少ないということです。母体の健康を考えてのことです。昔は手術後に子宮が傷ついたり、内膜が瘢痕化して不妊症になったり、術後の感染症を合併することがありました。最近は医学の進歩によりかなり改善され、よくなったと思われます。とくに妊娠週数が大きかったりすると、症例にもよりますが子宮口を広げるため、入院などをしてゆっくりと特別な器具を装着して行ったりもします。ふつうの場合は特に必要ありません。また手術に際して超音波断層装置でリニアに観察しながらより安全に出来るようになりました。薬の進歩により、子宮の収縮などの効果がさらに安全に認められるようにもなりました。このように最近はかなり安全かつ確実に手術が出来るようになりましたが、やはり手術を行う際にはその主治医とよく相談し、納得がいくまでコンセプトをとってください。軽く行わないでください。