Q10 カロリーと成人病の関係についてもっと知りたい。
A10 はっきり言ってカロリーの取りすぎは万病の基です。特にいわゆる成人病に関しては治療の根幹となるものでいつもまず食事療法といわれるはずです。成人のカロリー量はそれぞれの運動量にもよりますが、女性で2500Cal前後、男性で2500〜3000Calぐらいです。余分なカロリーはグリコーゲンや脂肪として蓄えられるわけですが、まず食後栄養分は小腸から吸収され門脈を介して肝臓に運ばれます。そしてインシュリン作用により一部グリコーゲンとして蓄えられます。その他ではやはりインシュリン作用により筋肉内に取り込まれ消費されます。余った栄養素は脂肪組織に中性脂肪として蓄積されます。夜寝ているときも、脳や血液、心臓、肺などもいつも働いているわけで蓄積がないと低血糖状態になってしまいます。肝臓はそのためにも大変重要です。そうして生活しているわけですがもともと日本人にとって昔(40〜50年前)は糖尿病の方はほとんどいませんでした。最近になって増大してきました。日本人は昔から農耕民族で外国と比べると膵臓のβ細胞機能は低いといわれております。しかし最近飽食時代となり、脂肪分の多い食事や過食の傾向となり。さらに運動不足となってきてインシュリン抵抗性を起こす要因がかなり増えてきました。もともと日本人はインシュリンの分泌機能低下であるところに戦後からの生活習慣の変化により糖尿病患者が増えてきたと思われます。つまり慎ましやかな生活は成人病特に糖尿病を起こしにくいということです。そして糖尿病からと過食時代の高脂肪食、運動不足の結果、さらなる体内への脂肪蓄積は脂肪細胞の肥大、つまり肥満となります。今度は血管内にも脂肪が蓄積して来、いわゆる血管内の粥状化がすすみ血管腔が狭くなり、さらに進行すると動脈硬化を引き起こします。その結果として、高血圧、心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こすようになってきます。そして心臓などの働きもさらに負荷を強いられるわけです。一般に1Kg体重が増加すると毛細血管は5Kmのびるといわれてます。やはり心臓に負担となってくるわけです。3大成人病である、糖尿病、高血圧、高脂血症のうち肥満を伴っていることが圧倒的に多いわけです。いまは飽食の時代ですがセルフコントロールがさらに必要となってくるわけです。しかし無理なダイエットもかえって体に悪いことは十分に承知していると思われますが適切な食事療法や運動療法の大切さを再認識されるわけです。
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